本好きなお子さんと豊かな読書の秋を
~宮沢賢治のオススメ絵本6選~

子どもと家族を笑顔にし、
妊娠・出産・子育ての毎日がハッピーになるお手伝いをする
“ミキハウス”オンラインショップでポイント20倍!

秋といえば読書の季節ですね。秋の夜長に、子供と楽しむ絵本の時間はいかがでしょう。
絵本の読み聞かせの量は、子供の知能の発達に影響するともいわれています。

また、それ以上に子供とゆっくりすごす時間はかけがえのない宝物。小さな頃に読んで聞かせてあげたい、宮沢賢治の上質な絵本を6冊ご紹介します。大人が読んでも独特の世界に引き込まれること間違いなしですよ。

動物とのふれあいや音楽を通じて、ゴーシュが成長する姿に感動!

音楽団の楽員であるゴーシュは、楽長にいつも叱られる劣等生のセロ弾きです。家で毎夜、猛練習をしていました。ある日から動物たちが次々とやってきて、「弾いてくれ」と頼んでくるようになります。怒りながらも弾いてあげるゴーシュ。やがて楽団の演奏発表会の日がきて、驚くべきことが起こるのです。

この話の魅力のひとつに、動物たちを汚い言葉で追い返したかと思えば、意見にハッとしたり、パンをあげたりするゴーシュの本音で生きる人間臭さがあります。決して優等生ではないゴーシュの言動は先が読めず、子供はドキドキするでしょう。展開のある物語が好きな子供や、動物や音楽に興味がある子供にとくにおすすめです。

ゴーシュと動物たちとのやりとりが楽しかったらしく、特に猫との場面ではイラストのインパクトもあり、大笑いしていました。(小学3年生のお子さんを持つお母さん)

宮沢賢治の代表的な詩にカラフルで親しみやすい絵を添えた作品。
親子で一緒に声に出して読んでみましょう。

小学校で暗唱させることも多いこの作品は、宮沢賢治の代表作であり、彼の中でもっとも知られているもののひとつです。1冊の手帖に書き残されていたもので、作品というより賢治の祈りとして書かれたといわれています。お母様が一方的に子供に読んであげるというよりも、ぜひ子供といっしょに声にだして読んでいただきたい絵本です。6歳くらいであれば内容を理解しながら、リズムを楽しむことができます。大人と子供では面白いと思う点が異なりますので、どこの部分が好きかなどを話しあうのも楽しいでしょう。詩のもつリズムを体感できる素晴らしい詩です。言葉に興味があり、言葉遊びなどが好きな子供に向いています。

リズム良い詩なので、親子で声に出して読むと楽しさが増します。挿絵の人物の表情から、内容も理解しやすいので、小さい子供にもおすすめです。(幼稚園のお子さんを持つお母さん)

子ぎつねと子供たちの絆をあたたかな挿絵で描く。やさしさが心を包む一冊。

雪が降り積もった夜、四郎とかん子が歌いながら歩いていくと、子狐の紺三郎と出会います。紺三郎と友達になった2人は、狐小学校の幻燈会に招待されました。月のきれいな晩、2人はお土産を片手に幻燈会を訪れます。きび団子をもらった2人が、ためらいながらも食べると、子狐たちは大喜び。写真などを楽しみながら幕を閉じるのでした。

かわいらしい子供と子狐たちの世界が、画家・方緒良氏によるモノクロの銀世界の中でやさしく描かれています。シンプルな色で描かれる狐の幻燈会の様子は、なんとも幻想的。「かた雪かんこ、しみ雪しんこ」という歌が繰り返し出てきて、聞いているうちに子供もきっと覚えてしまうはず。動物が好きな子供にぴったりの1冊です。

子どもやきつねの歌がリズムよく耳に残るようで、読みながら一緒に歌っていました。モノクロのイラストが自分なりの風景をイメージできるようでした。(小学3年生のお子さんを持つお母さん)

思わず子供が巣立つ日を想像して涙してしまう。親子の絆が深まる、一緒に読みたい物語。

今日はいちょうの実がいっせいに旅立つ日。お母さんのいちょうの木は悲しさから、扇形の金の髪の毛をすべて落としてしまいました。子供たちは不安と期待を抱きながら、その時を待っています。やがて朝日が昇り、旅立つ瞬間がやってきました。

秋になると落ちる街路樹のいちょうの葉っぱや実。そんな季節の風景が特別に感じられるようになる1冊です。お散歩しながらいちょうの木を見上げるとき「あの子たちが旅立ったんだね」と子供とお話しができるでしょう。100%ORANGEの及川賢治さんの挿絵がとてもかわいらしく親しみやすくなっています。植物や自然科学に関心がある子供におすすめの本ですが、お母さんは巣立っていく姿に我が子を重ねあわせて、切なくなってしまうかも!

わが子の旅立ちのため、靴を用意したり、服を用意したりと、お母さんの気持ちで読みました。絵本を読んだ子どもも「旅立つことを前向きにとらえている子や、戸惑っている子など、気持ちが様々描かれていたのが良かった」と言っていました。(小学5年生のお子さんを持つお母さん)

新しい環境に飛び込むお子さんに。
自分らしさを失わないことの大切さを学べる一冊。

火山弾とは火山が噴火したあとに飛んできた溶岩のこと。ベゴ石はカドがなくて、丸い形をした珍しい火山弾です。暇だからという理由で、ほかの石たちがベゴ石をからかいます。でもベゴ石は一度も怒ることなくいつも穏やか。ある日、学者がやってきてベゴ石を標本用に連れていきます。ベゴ石はそこで初めて、自分の意見をみんなに伝えるのです。

ベゴ石は周りと違う風貌のためからかわれながらも、自分を見失うことがありません。この姿勢は私たちに多くのことを伝えてくれます。自分の意思を貫き、自分らしく育ってほしいと願うお母さんにぜひ読んでいただきたい1冊です。田中清代氏のイラストが印象的で、登場する石の表情を楽しめます。

ベゴ石の健気さとまっすぐさに心打たれます。どんなことを言われても誰も憎まない、ベゴ石のような心を子供には持ってほしいと思いました。(幼稚園のお子さんを持つお父さん)

壮大な星めぐりの話と惹き込まれる絵。
想像力が磨かれる一冊。

ジョバンニは父が漁に行ったまま帰ってこず、母は病に伏しているため学校の後は活版所で働いています。星祭りの夜、孤独な気持ちでいたジョバンニは丘の上で眠ってしまいます。気が付くと、星々をめぐる銀河鉄道に乗っていました。親友のカムパネルラも一緒です。ふたりは星をめぐりながら様々な出会いを体験して、やがて衝撃のラストが訪れます。

この本の絵を描くのは「翳(かげ)り絵」という独特の画法で描く金井一郎氏。少年時にこの話に出会い、イメージを50年かけてビジュアル化させたのがこの絵本です。幻想的な銀河鉄道の夜が描かれていて、見る者を惹きこんでいきます。星の話が多いので、宇宙に興味がある子供は好奇心を刺激されるでしょう。

場面ごとの挿絵が多く、文字があまり読めなくても読み聞かせしやすい本です。幻想的な絵に子供も引き込まれます。(幼稚園のお子さんを持つお父さん)